"デューイ・ウェーバー"はカリフォルニアはもとより、全米各地、世界各国でも、もっとも有名なブランドのひとつとして知られています。
それはドナルド・タカヤマ、ナット・ヤングなどをはじめ多くのレジェンドたちがシェーパー、ライダーとして"デューイ・ウェーバー・サーフチーム"に在籍していたことからも伺えます。
伝説のサーファー、デューイ・ウェーバーは1950年代にその舞台に登場しました。彼は、鍛えられた筋肉に身をまとい、それ以前に人々が見たこともないような、トリッキーなサーフィンをし、ビーチにいる人たち、多くのサーファーたちを魅了しました。人々は親愛を込めて、デューイのことを「The Little Man On Wheels」と呼び、そして彼は「最初のホット・ドッガー」として認知されたのです。デューイの華麗で素早いフットワークと、激しいカットバック、スムースなノーズライディングは、その後のサーフィンにスタンダードのテクニックとして受け継がれていきました。
デューイの金髪、鍛えぬかれた筋肉の固まりのような身体、そして派手な個性によって、サーフィンは世界的に認知されるレベルのスポーツになりました。そしてデューイは、今日のサーフボードの根本的なデザインを残したばかりでなく、サーフィン・カルチューのライフスタイルを確立したのです。
デューイは当時のサーフィン業界の中に最初に誕生した「スター」でした。そして1960年代には、彼はサーファーであるばかりでなく、世界中でもっとも革新的であり、もっとも大きく、有名なサーフボードブランドのオーナーになりました。また、サーフボードのほかにも、スケートボードやサーフカジュアルを世間に広め、マーケットの基盤を広め、サーフィン業界の発展に寄与しました。
デューイは1960年代、「RED-COATS」に身を包んだサーフチームを結成し、当時のカリフォルニアのビーチを席巻しました。
1993年のデューイの死後も「DEWEY WEBER」はサーフ業界のリーダーシップ・ポジションにかわりなく、アメリカおよび全世界で特別なブランドとして君臨しています。