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流行のピッグという選択
ピッグ
なぜ今PIGなのか
90年代に巻き起こったロングボードリバイバル期に重たい、動かないという古いロングボードのイメージを覆し、トライフィン、ロッカーの効いたボリュームを絞ったボードで、ショートボードのようにリッピングができるということでロングボードブームが巻き起こりました。


ロングボードのコンテストで上位を占めていた主流のスタイルは、ボードのテールに乗ってショートボードのようなハイパフォーマンススタイルのサーフィンでした。90年代中期にロングボードの聖地・カリフォルニア・マリブで行われたロングボードの世界大会で上位を占めたスタイルはやはりショートボードに影響をうけたハイパフォーマンススタイルが評価されました。


その時期カリフォルニアでは、大会のサーフィンとは別の当時の主流から離れたムーブメントシングルフィン・クラシックボードのリバイバルです。
1995年のロサンゼルスタイムスの記事には”The Hot doggin' longboards are back!"とう特集が組まれていて、1989年からカリフォルニア・ベンチュラでおこわれているカリフォルニア・ビーチパーティー・ロングボードサーフィン・チャンピョンシップといういかにもカリフォルニアといった名前の大会の様子がのっていました。
その大会でもっとも人気があったクラスが”オールド・ログ・コンテスト”で、参加の条件は25年以上経ったボードを使用することでした。

メディアなどで多く取り上げられるロングボードシーンとは別に、草の根としてはクラシック、シングルフィンロングボードが認知されていました。


その後ジョエル・チューダーを筆頭にシングルフィンサーフィンを広め、トラフィン=マニューバー、シングルフィン=ノーズライディングという図式が確立されていきました。
シングルフィンボードの多くがノーズライダーモデルのようにワイドなノーズ幅を持つデザインをとるようになりました。
シングルフィン=ノーズライディングのイメージが強すぎてしまうと、本来持っている”ログ”の特徴、楽しさが失われると「クラシック回帰」が世界の流れとなりました。

その主役となる世代は、子供のころジョエル・チューダーのサーフィンをビデオで擦り切れるほどみたロビンやアレックスなどの世代です。


旧クリーム時代のアレックスのシグネチャーモデル・ニュープレジャーはPIGブームのはるか前からPIGにフォーカスしていたボードで、”ボードの中央に立ってひざ下でトリムしてリラックスしながらかっ飛んでいく”、決して垂直方向に当て込んだり、ティップタイムの長いノーズライディングに挑むのではなく、あくまでも60年代を意識した“ホットドッギング”スタイルで”楽しむ”というこに焦点を当てたボードです。


Pig形状のボードの特徴として、ワイドポイントがテールよりにあることでほとんどのライディングをテイクオフをして立った位置付近、テールよりで行う”カジュアル”さを満喫できるボードです。 テイクオフ後、両足のスタンスを狭めてボトムターンをし、そのまま波のトップに上がらずに波のボトムに向かって加速するあくまでシンプルなライディングが魅力です。


細くなっていくノーズは、幅の広いノーズライダーと比べボードがが急加速し、いささか安定感を欠きますがノーズの安定性や操作性のみを追及するのではなく、Pigスタイルのライディングを楽しむこと、競技で何かを競うのではなく“カルチャー(文化)を経験すること、その部分に今Pigが注目されている要因があるのではないでしょうか。


Pigの魅力とはロングボードの一番良かった時代、楽しかった時代のサーフィンを体現できる、歴史とカルチャーを楽しむ事こそがロングボードの楽しみといことではないでしょうか。
シーコング取り扱いPigのラインナップをご紹介
ダノー・ホッグモデル
ダノー/ホッグ
Pigの別の英語表現Hogのモデル名とおり1960年代のアウトラインを再現した正統派のクラシックログモデル。高密度フォーム、ボランクロス仕様の重厚なボード作りとダノーのこだわる完全ハンドシェープのボードからはロングボード好きなら垂涎のオーラを放つボードです。
カリフォルニアスタイルのロングボードと呼ぶにふさわしいモデルです。


ダノー・オールドプレジャー
ダノー/オールドプレジャー
元々はアレックス・ノストがダノーのライダーだったときに彼のために作られたボードです。細身のノーズを持つPIGスタイルのアウトライン、細長いコンケーブ、テールキックが特徴です。 多くのブランドに影響を与えたPIGスタイルの走りです。
ありふれた重量感のあるストレートなノーズライダーとはまったく違い、ノーズコントロールを容易にするテールロッカーはアレックスのような特有のクィックでトリッキーな動きを可能にします。




クリーム・フラワー
クリーム・フラワー
フラワーはオーソドックスなクラシックピンテールノーズライダーというコンセプトのもとPig形状のアウトラインを取り入れたモデルです。楽なテイクオフ、切れのあるボトムターン、ノーズエリアでのトリミングとシンプルでこれぞカリフォルニアクラシックボードの王道といようなライディングを楽しめるボードです。




エルモア・サムズクラブ
エルモア・サムズクラブ
歴史的な名作ナットヤングのマジックサムモデルをオマージュして作られたモデルです。
アウトラインはノーズを少しだけ絞った”PIG”形状、レールはふっくらとした50/50レール、 ノーズコンケーブが浅く入っているため、ノーズライディングの性能も抜群です。
適度にボリュームがあって軽めで取り回しの良いマジックボードです。




サーファビリー・BANGBANG
サーファビリー・BANBAN
『ジャレッドメル』モデルとほぼ同じようなアウトラインをしていますが、レールは50/50に近く、少し薄めになります。
現在ジャレッドメル本人が愛用しているのが「BANGBANG」モデルです。
ボトムも薄くラウンドしており、ジャレッドメル本人の“スイング”サーフィンをより高いレベルで求める方におすすめです。




サーファビリー・ジャレッドメル
サーファビリー・ジャレッドメル
『BANBAN』モデルとほぼ同じようなアウトラインをしていますが、レールは極端なアップレール仕様です。
BANBANモデルより浮力があり、浮遊感を感じながらジャレッドメルのような足技を極めることができます。




ガトヘロイ・プレイボーイ
ガトヘロイ・プレイボーイ
クラシカルなPig形状のアウトラインに1960年代後半のトランジッション期のロングボードで再構築したモデル。驚異的なトリムスピード、フルレールでの切れ味鋭いターンを可能にするパフォーマンスシングルフィンログの傑作。
「ダクトテープ」のサーファーなど世界のトップサーファーに新しい方向性を示す大きな影響を与えるモデルです。




ガトヘロイ・プレイピグ
ガトヘロイ・プレイピグ
1950年代後半の古典的なクラシックピッグをロビンキーガルが再現したら・・・
純粋にロングボードの原点を楽しむことができる1950年代後半のベルジー型ピッグからインスパイアされた、ビンテージスタイルのイージーピッグです。
ロビンの他のラインナップには見られない超クラシックな味付けです。
ピュアなトリム&グライドを優雅に堪能でき、天才ロビンキーガルの才能の深さを感じられる、イージー&カジュアルピッグです。





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