オリジナルのアメリカ民族をルーツに持つ伝統ある『Swank(スワンク)』を奏で、1956年のフォードを駆る。
当時流行したホットロッドのカラー、デザインを取り入れ、USブランクス社の高圧縮フォームを8オンスのボランクロスでラミネートした超重量級のボードは本物志向が集うカリフォルニア屈指のローカルポイントブラッキーズを席巻した。
流行よりもスタイル重視、それもうわべだけではなく中身のリアルさにこだわるアップカマーはそのスタイルに魅了された。
ダノーのもとに集まったのはローカルヒーローのコーディシンプキンスを筆頭に、そしてその愛弟子であったアレックスノスト、アレックスの通う高校の2年後輩にあたるジャレッドメル、さらに下の世代ではトロイエルモア、タナー、そしてWORMの愛称で知られる女性サーファーのエリンアシュリーがいた。
そのチームに加わりたいと願っていたロビンキーガルの夢がかなったのは2002年のころだった。
そしてまさにカリフォルニアのロングボードシーンを牽引した。
それ以前も、それ以降もダノーのスタイルは変わらない。
仕事の遅さはこだわりが過ぎるからか、もしくは音楽に時間を取られ過ぎているのか、はたまた天性のものなのかはいまだ不明だ。
オーダーリストは常に数年分も溜まり、地元では「俺のボードはいつできるんだ?」と、罵声を浴びながらもそのスタイルは変わらない。